国が傾くほどの財を投じて造られた白亜の霊廟

タージ・マハルはヤムナー川のほとりに建てられた世界一美しいと言われる霊廟です。タージ・マハルはムガル帝国第5代皇帝が、最愛の妻のために建てました。世界中から一流の職人と最高の貴石を集めて、22年の歳月をかけて完成させました。そのため、膨大な費用がかかり、ムガル帝国の財政が傾いたといわれています。 タージ・マハルの魅力は、チャハルバーク様式をアレンジした左右対称の建物と庭園です。チャハルバーク様式は本来、左右はもちろん前後も対称となるものです。ところがタージ・マハルは霊廟を奥に据えて、庭園の中央には泉を配置しています。正対称を大切にする様式を壊すような設計ですが、これには計算があります。正門から霊廟を見ると、泉に逆さに霊廟が映り、みごとなシンメトリーを見ることができるのです。

 

タージ・マハルの見どころをピックアップ

タージ・マハルの一番の見どころは100m四方の基礎に建てられた霊廟です。その白さは息をのむ美しさです。内部にも入ることができ、1階の中央ホールでは、皇帝夫妻の棺のレプリカを見ることができます。 正門はタージ・マハルの一番の撮影スポットです。晴れて空気の澄んでいる日は、泉に映る霊廟の姿を写真に収めることができます。ただ、近年のインドは大気汚染が深刻化して、水面に映る霊廟を見るのは難しくなっているそうです。 タージ・マハルは公共交通機関も整備されている場所にあるので観光しやすいです。しかし、イスラム教施設のため、イスラム教の安息日に当たる金曜は閉まっているので注意してください。